インドネシアジャカルタには地下鉄などの市内移動のための電車は少なく、メインの移動手段はタクシー、バイクタクシー、そして今回紹介するトランスジャカルタです。いつも渋滞のジャカルタ市内ですが専用路線を走るのでスムーズに移動することができます。
トランスジャカルタと地図(路線図)
トランスジャカルタとはジャカルタ市内の専用路線を走るバスです。よく「TJ」と紹介されていますがインドネシア人と話すときはバスウェイという呼び方が一般的で通じやすいです。もしくは普通にトランスジャカルタと呼びましょう。
ブロックMとコタを結ぶ路線が便利
一番使いやすい路線はコタからブロックMを結ぶ01番の路線です。この路線上は観光地や人気のモールを通ります。以下のエリアや観光地へ行くことができます。
- コタ
- グロドック
- モナス
- サリナ
- グランドインドネシア
- スディルマン
- ブンカルノ競技場
- スナヤン
- ブロックM
慣れてくるとトランスジャカルタでいろんなところへ行けますが、乗客の少ない路線はバスの本数が少ないのでタクシーやオジェック(バイクタクシー)を利用したほうが便利です。
トランスジャカルタ地図(全路線図)とコタ-ブロックMの路線図
トランスジャカルタの全路線図は下のリンクから見ることができます。乗りたい路線をクリックすればより詳細を見ることができます。http://transjakarta.co.id/peta-rute/
トランスジャカルタのアプリ
Trafiというスマホアプリで路線図、運行状況などあわせて知ることができますので、ダウンロードしておくのもいいでしょう。オフラインでも路線図の確認は可能です。
トランスジャカルタの乗り方
ここから順を追ってトランスジャカルタの乗り方、注意点、治安について説明していきます。
トランスジャカルタの乗り場ハルトゥ
トランスジャカルタの乗り場はインドネシア語でHalte/ハルトゥと言います。道路の中央分離帯上にあり、駅といった感じです。歩道から専用の歩道橋か横断歩道を使って入ります
トランスジャカルタICカードの買い方と値段
ICカードの購入、料金チャージは改札横の窓口でできます。初めての場合は40,000ルピア(約400円)支払います。内訳はカード代金20,000ルピアと、料金チャージ20,000ルピアです。
カード代金はデポジット?払い戻しは?
カード代金20,000ルピアはデポジット(預り金)ではなく、あくまでもカード代金です。レシートにもちゃんとBIAYA KARTU(カード代金)書いてあります。ですので払い戻しはありません。不要になったカードはほかの人に譲れば喜ばれるでしょう(笑)
トランスジャカルタの運賃
現在値段は時間によって違います。早朝が安いくらいで、ほどんど3,500ルピア(約35円)です。一度乗ってしまえば、どこまで行っても改札を出るまで一律料金です。
- 5:00–7:00 Rp 2,000
- 7:00–24:00 Rp 3,500
- 24:00–5:00 Rp 3,500
トランスジャカルタICカードのチャージ方法
という訳で新規購入時は20,000ルピア分すでにチャージされていますが、足らなくなった場合はさらにチャージすることができます。料金チャージは20,000ルピアからすることができますが一回チャージするごとに2,000ルピアの手数料が差し引かれます。つまり20,000ルピア分チャージした場合は手数料2,000ルピアが差し引かれ、18,000ルピア分がカードに残ります。頻繁に利用する場合は一度に多めの金額をチャージするのがおすすめです。
写真のようにタップしてプラットホームへ入ります。一枚のカードを何人かでシェアすることもできます。その場合は一人がカードをタップして他の人をプラットホームへ入れそのあと自分が入れば大丈夫です。改札を出るときも同様です。複数人のジャカルタ旅行でトランスジャカルタに乗るときは何枚もカードを買う必要はありません。
女性専用車両と女性専用エリア
トランスジャカルタのバスの車体は大体青色かオレンジ色です。たまにピンク色の車両が走っていますが、女性専用で男性は乗ることができないので注意しましょう。またほぼすべての車両の前方のエリアは女性専用です。バスが2台連結したような大型車両の場合は前方の車両のほとんどが女性専用となっています。
通勤時間の利用は注意
人気路線はバスの本数も多いのですが、結構混んでます。平日の通勤時間は乗り込むのも大変なくらい混むのでぼくは利用しないようにしてます。大体夕方5時から7時くらいだと思います。土日祝は割とゆったり乗れます。モナス周辺やコタ方面は少し混みますが。
トランスジャカルタの治安
トランスジャカルタで気を付けることは、バス内部はスリ多発地帯ということです。対策はポケットに物を入れない事と、バッグから目を離さない事。この基本的な2つの事を守るだけで安心してトランスジャカルタを利用することができるでしょう。
僕自身ジャカルタに来たばかりの頃トランスジャカルタで財布をすられました。ズボンの前ポケットに財布を入れてていたのが原因です。今では乗車するときはポケットの中の物はすべてリュックへ入れ前にしょっています。通勤で毎日トランスジャカルタを利用するインドネシア人の友人もこの1年で2回すられています。一回は携帯、一回は財布。やっぱり原因はポケットに入れていたことです。
ひったくりや強盗みたいな話は聞かないので、とにかくスリに気を付けてトランスジャカルタを利用してもらいたいと思います。
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